双極性障害 障害年金 症状

双極性障害(躁うつ病)と障害年金

双極性障害(躁うつ病)と障害年金

双極性障害と診断を受けた方の中には、重度の方から軽度の方までおられます。また、双極性障害にはT型とU型があり、症状の程度によって社会生活を営む上で障害が生じることも少なくありません。双極性障害と診断されて一番困ることは何でしょうか。それは、安定した収入の保障ではないでしょうか。この病気は、再発のリスクが極めて高く、「寛解」という言葉が使われています。また、再発を繰り返すことにより、寛解期も短くなっていく傾向があります。

 

双極性障害と診断されても、発症前と同じ収入を得られている方もおられますが、職務形態が変わったり、時間を短縮したり、休暇を増やす等の考慮をしてもらっている方は少なからず収入の減少があったでしょう。働く場がある方は良くても、この病気が原因で、働く場所さえも失った方もおられます。収入がないと生活をすることができません。このような方々を助けるのが障害年金です。

 

障害年金

障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金がありますが、障害基礎年金は2級からしか受給できません(障害厚生年金は3級から受給可能)。また、2級と認められても生活が営める程の金額にはならないのが事実であり、3級の方でも就職する意思があっても職にありつけないという方もおられます。このような方々が生活を送る為には、家族や扶養義務者の協力がなくてはならず、協力を得られない場合は生活保護との併用を行うこともあります。また、双極性障害の症状は、変化するため症状が安定している時に年金受給の対象とならないケースもあります。この障害の特徴でもある、病相が変わり寛解期があるということは、症状が一定でないために経済的な保障を受けられなくなるという点で問題があります。ですが、障害を抱えていても、自立した安定した生活を送る権利があり、かかりつけの病院のワーカーや地域の担当の方に相談し、サポートを求める必要があります。

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