双極性障害と被害妄想

双極性障害と被害妄想

双極性障害と被害妄想

精神疾患では、被害妄想という症状が出ることがあります。被害妄想という言葉を知らない人はいないかと思いますが、これは双極性障害でもみられる症状なのでしょうか。

 

ここでは、双極性障害と被害妄想についてご説明していきます。

 

被害妄想とは

被害妄想とは、妄想性障害というものの1つです。自分に被害が及ばされているという妄想をしているような状態ですが、実際のところはそういうわけではないというような場合、「被害妄想」と言えるでしょう。

 

性格的に少々被害妄想的な人というのは、意外と身の回りに存在しているのではないでしょうか。ただし、そのレベルがちょっとしたものであるなら、病的なものではなく性格の傾向として片付けても問題ないでしょう。

 

しかし、勝手な思い込みで、怒ったり、悲しんだりして周囲に迷惑をかけたり、被害妄想だと言っても認められないという人は、被害妄想という妄想性障害にかかっているのかもしれません。

 

双極性障害と被害妄想

ではこの被害妄想ですが、双極性障害になることによって、被害妄想の症状が出るということはあるのでしょうか。

 

双極性障害では、主にうつ状態のときに被害妄想的な考え方が生じるようです。とはいえ、ひどいものではなく、ごく軽い微小妄想と言われる程度のものであることがほとんどなようです。

 

統合失調症では、この被害妄想が日常生活に支障をきたすほどのものになりますが、双極性障害で現れる被害妄想はそこまでのものではありません。ただし、本人は被害を受けていると思っているので、心は深く傷つきます。

 

被害妄想がひどいという自覚がある人は、その件について主治医に相談するようにしてください。被害妄想も、一定の治療を受ければ改善していくものです。

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