双極性障害II型 2型 躁うつ病

双極性障害の種類(I型とII型)

双極性障害の種類(I型とII型)

双極性障害と一概に言っても、その人の性格によっても症状か異なり、パーソナリティと病気とを含めて個性として捉えるという考え方が普及しています。また、双極性障害には、T型(1型)とU型(2型)があります。

 

双極性障害I型(1型)とは

双極性障害のT型は、激しい躁状態とうつ状態を繰り返すことから、医師による診断も早い段階でうつ病との区別ができます。T型の双極性障害の躁状態では、人間関係や社会生活を営む上で困難が生じることが多く、躁状態では自分を過信しすぎたり、物事を大袈裟に表現するほか、人に対して命令したり、自分が上の立場になったような物の言い方をしたりします。そのため、周囲との人間関係が保てなくなることが多くみられます。躁状態とうつ状態、寛解期を繰り返すことが特徴であり、これを繰り返す頻度が高くなるに連れて、寛解期が短くなっていくことが特徴です。

 

双極性障害II型(2型)とは

一方、U型についてT型と大きく異なる点は躁状態が軽いということです。U型についての躁状態は、周囲や本人も「今日は調子が良い」というような印象を受けることが多く、パーソナリティが保たれており、躁状態であることを認識しにくいということに問題があります。T型に比べて躁状態が短くて、うつの期間が長いことが特徴であり、うつ病との区別がつきにくいという実態があります。このU型については、他の疾患との合併症がみられるケースが多く、摂食障害や不安障害がみられることがあるので注意が必要です。

 

一見すると、U型はT型に比べて症状が軽く見え、周囲との人間関係が保てるという点はありますが、症状が出ても気付いてもらえないということもあります。そのため、受診に繋がらず、深刻な状態を引き起こす可能性もあることが懸念されています。

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