双極性障害と残遺症状

双極性障害と残遺症状

双極性障害と残遺症状

残遺症状という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、パニック障害でよく耳にする言葉ですが、そのほかの精神疾患でも聞くことがあるでしょう。

 

では、双極性障害ではこの残遺症状がある場合があるのでしょうか。ここでは、双極性障害の残遺症状について考えてみましょう。

 

残遺症状とは

まずは、残遺症状とはなにかというところからご説明して行きます。

 

残遺症状とは、その病気の初期症状がなくなってからも、長期にわたって障害が残るようなことを言います。

 

精神疾患では、この残遺症状という現象がよくみられ、冒頭でふれたパニック障害では、残遺症状の症状が多岐にわたっています。この場合、ひどいパニック発作は出なくなったものの、残遺症状が頻繁に起こるというような症状があるようです。

 

双極性障害の残遺症状

では、双極性障害ではどうかというと、双極性障害でも残遺症状があります。双極性障害の場合も、症状は改善したように見られるものの、十分には回復しておらず、自分でもまだ本調子ではないと感じるでしょう。

 

双極性障害の残遺症状というと、主にうつ状態のときの症状が残っているように感じるようです。動けはしても気分がふさぎ込むようなときがあったり、頭痛やめまい、全身倦怠感というような症状がじんわりと残っているような感じです。

 

双極性障害の残遺症状は、パニック障害やうつ病のそれに比べるとあまり知られてはいません。

 

ですが、双極性障害が改善しても気分に変化があったり、なんとなく体が辛いというときがあれば、残遺症状である可能性がありますから、主治医の先生に相談するようにしましょう。残遺症状についても、適切な治療を受ければ徐々に改善していきます。

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