双極性障害の病前性格

双極性障害の病前性格

双極性障害の病前性格

うつ病では、罪悪感を感じやすい真面目な人がうつ病になりやすいというようなことが、しばしば言われています。それでは、双極性障害の場合も、病前の性格の特徴というものがあるのでしょうか。

 

ここでは、双極性障害の人の病前の性格について考えてみましょう。

 

双極性障害の人の病前性格

病前性格という言葉は、医学的にも用いられる言葉で、その病気を発症する前の性格のことを指しています。双極性障害の人についても、この病前性格について調査が行われています。

 

その調査の結果によると、社交的でユーモアセンスがあり、周囲への気遣いをするという人が多く、双極性障害を発症しやすい性格だと言えます。

 

性格で双極性障害を予測できるか

双極性障害の病前性格については、前述のとおりです。では、この性格を参考にして、双極性障害を予測することはできるのでしょうか。

 

双極性障害になる原因は、こうした性格的な要因のほかにも、遺伝的な要因や、そのときの状況などが関わっています。

 

こうした性格を持つ人は、確かに双極性障害になりやすいとは言えますが、絶対に双極性障害になるというわけではありません。性格に加えて、体調を崩したり、生活の中で大きな変化があったときなど、何らかのきっかけがあった場合に双極性障害を発症するようです。

 

逆に、こうした性格の人だけが双極性障害になるというわけではありません。上記のような性格にあてはまらないという人でも、双極性障害になってしまう可能性はあるでしょう。

 

ですから、今現在の性格を病前性格の傾向と照らし合わせて、双極性障害を予測するというのは難しいのではないでしょうか。ただし、こうした性格の人が双極性障害になりやすい性格だと自覚し、心身ともに健康的な生活をすることで、結果的に双極性障害を予防することにはなるかもしれません。

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