双極性障害の診断の増加

双極性障害の診断の増加

双極性障害の診断の増加

双極性障害は、これまでうつ病と間違われることが多い病気でした。そのために、双極性障害であることの発見が遅れてしまったりして、治療がうまく進まなかったりという問題もあったでしょう。

 

しかし、最近では双極性障害だと診断される人の人数が増加傾向にあるようです。なぜ、双極性障害と診断されている人が増加しているのでしょうか。

 

双極性障害の診断が増加した理由

前述のとおり、以前までは双極性障害はうつ病と間違われることの多い疾患でした。それは、医師ではない普通の人から見た場合だけに限らず、医師という専門家でも間違うほどのものでした。

 

今でも、双極性障害だとはすぐにはわからないということも少なくありません。

 

とはいえ、昔に比べると双極性障害という障害が浸透していて、診断の精度も上がっています。そのため、双極性障害であるにも関わらず、うつ病だと言われる人の数が減り、また最初はうつ病だったものの、症状を見ていると双極性障害だったと後から判明する人の数が増えているため、双極性障害だと診断される人の人数は増加傾向にあるのだと推察されます。

 

双極性障害の人は増加したのか

前述のとおり、双極性障害だと診断される人の数は増加したものだと考えられます。では、実際に双極性障害の人が増えているのかというと、それはそうとは言い切れません。

 

データ上はそうだったとしても、まだ双極性障害についてよく知られていない時代では、双極性障害であるにも関わらず、他の疾患だと診断されていた人もいたと推測できるからです。

 

双極性障害に遺伝が関わっているということも考えると、ここ数年で突然双極性障害の人が増えたとは考えにくいでしょう。

 

ただし、ストレスを抱える人が多い現代、もしかすると、それが原因で双極性障害の人が増えている可能性は考えられます。

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