双極性障害になったときの外出

うつ病になると、外出することに対して恐怖を感じるという人も少なくありません。では、双極性障害ではどうかというと、うつ状態のときには、やはりうつ病と同じように外出が怖いと感じるようです。

ここでは、双極性障害と外出について考えてみましょう。

双極性障害でも外出はできるのか

まず、双極性障害でも躁状態にあるときは、たとえそれが軽躁という軽い躁状態であったとしても、外出が怖いだとか、外出が億劫だと感じることはありませんから、外出は可能です。

むしろ、自ら外に出たくなるような人も少なくありません。

双極性障害で、外出という行為が問題になるのは、うつ状態のときです。うつ状態のときには、何事にも意欲を持てませんから、そもそも外出すること自体が億劫に感じます。用事があれば、近所のコンビニくらいになら行けるという人も少なくありませんが、遠出したり、人が多いところには行きたがりません。

また、うつ症状がひどい人になると外出そのものが怖くなり、外出することを避けようとします。1人での外出はハードルが高いと感じるので、外出するときには、たとえ通院であっても付き添いが必要になったります。

双極性障害で外出が怖いときには

双極性障害で外出することを怖いと感じるときには、無理に外出をする必要はありません。必要最低限に留めておけばいいでしょう。ただし、通院には誰かに付き添ってもらって、必ず行くようにしましょう。

外出が怖い、億劫だという現象は、双極性障害が回復に向かえば徐々に緩和されます。また、躁状態に移行したときには外出自体は怖くなくなっているはずです。何か外出しなければいけない用事があって、先送りできるというときには、状態が良くなったり、躁状態になって外出できるようになったときを待つことをおすすめします。

ただし、かかりつけ医に外出することをすすめられた場合には、その指示に従いましょう。

双極性障害になったときの外出