【双極性障害の体験談】最初は「うつ」と診断されました

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プロフィール：　ＨＫさん、30代女性、会社員、治療期間三年

私は土日が忙しい販売店で、出入りの業者として働いていました。

メーカーさんや、そのお店の販売員さんと一緒に仕事をしていたのですが、メーカーＶＳ店の販売員という構図が出来上がっており、皆と仲良くしたい私はどっちつかずな状況でした。

今にして思えば社会人にもなってこいつら何やってんだろ、という感じなのですが、仕事をしている以上はどうしてもそちらに意識がひっぱられてしまいます。

どっちにもニコニコするものの「私も裏で何か言われてるんじゃないか」など被害妄想に陥ることがありました。

そしてある凄く忙しい日、本当はメーカーか販売員が謝らなければならないのに私が謝罪するという状況になり「なんで私がこんなことしてんだ」と泣けてしまいました。

そして、ずっとひたすら泣いていて病院へ行くことになったのです。

すぐ診断書が出るくらい弱っていたようで、診断書をもらい、仕事は一年間休職しました。

治療中は「無理なく自分の好きなように｣生活しました。例えば起きる時間も好きに、食べるものを好きにしました。今まで色々と溜まっていたので出来ないことを沢山やりました。

そのうち、テンションがおかしくなってきまして、最初は下がっていたものが急にあがったのです。周りの家族に迷惑をかけはじめ、暴力を振るうようになりました。

この時点で病院から「躁鬱病」と診断されました。

改善のために、きちんと薬を飲むこと、なるべく家に篭らないことを実行しました。一人でいるとロクなことを考えないからです。

現在も治療中ですが、一進一退で付き合っていかなければなりません。

今はきちんと朝起きて夜寝て適度な運動を心がけています。

患っている方へ。この病気は治らないかもしれませんが、抑えることはできますし、自分で「あ、おかしいな」と思うテンションの時はなるべく出歩かないなど措置がとれると思います。いかにうまく付き合っていくかが課題になるのではないでしょうか。ムリのない生活を送ってください。