双極性障害と認知症

双極性障害と認知症

双極性障害と認知症

双極性障害になると、認知機能が低下するということをご存知の人もいるでしょう。認知機能が低下するということは、それが長引くと認知症になってしまうのではないかと心配になることもあるでしょう。

 

ここでは、双極性障害と認知症について考えてみましょう。

 

認知症とは

認知症とは、かつて痴呆症という名前で知られていた、主に高齢の方に見られる症状です。

 

高齢ならどなたにも現れる症状というわけではありません。しかし、年齢の影響や、その他の影響により、脳の細胞が死んでしまうと、脳の働きが悪くなり、ものごとを認知しづらくなったり、記憶力がなくなったりという問題が起こります。

 

ちなみに、認知症というのは、病気の名前ではありません。どの病気かということが特定することができない、原因のわからない認知障害のことを、認知症といいます。

 

双極性障害が原因で認知症になることはあるのか

双極性障害になると、認知機能が低下してしまうということがわかっています。また、この認知機能の低下は、双極性障害がある程度回復して、通常の生活をおく流ことができるようになった頃でも、残ってしまうことがあるようです。

 

認知機能の低下という症状が残ってしまうと、いずれは認知症になってしまうのではないかと心配になるでしょう。

 

しかし、この2つには直接的な関係はないとされています。双極性障害による認知機能の低下と、認知症による認知の低下は、全く質も程度も異なるものです。

 

ですから、双極性障害が長引いたからといって、自分が痴呆症になるのではないかというような不安は不要です。

 

双極性障害における認知の低下は、物事への判断などがにぶるといったようなものです。その状態でも、社会生活を送れるレベルですから、認知症とは明らかに違うということがわかるでしょう。

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