双極性障害とピロリ菌
ピロリ菌という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、胃の中にいる細菌のことで、胃の中で悪さをすることで知られています。
このピロリ菌は、なにか双極性障害との関係があるのでしょうか。ここでは、双極性障害とピロリ菌の関係について考えてみましょう。
ピロリ菌とは
ピロリ菌とは、ヘリコバクター・ピロリという菌のことです。胃の粘膜にすみついてしまう細菌で、ピロリ菌が感染すると、さまざまな病気に関係するということがわかっています。
代表的な病気というと、胃炎や胃潰瘍です。ピロリ菌に感染したらすぐにこれらの病気になるというわけではありませんが、そうした病気になりやすくなってしまいます。
ピロリ菌は感染するものですが、その感染経路はよくわかっていません。また、ほとんどの場合幼児期に感染するものだと考えられています。
感染経路が不明だったり、感染してもしばらく気づかないものですが、除菌をすることでピロリ菌を退治することはできます。
双極性障害とピロリ菌
さて、このピロリ菌と双極性障害ですが、特に直接的な関係はありません。しかし、双極性障害になると、胃炎や胃潰瘍を患うこともあるため、ピロリ菌を連想する人もいるのではないでしょうか。
確かに、ピロリ菌があると胃炎や胃潰瘍になりやすい胃環境になってしまいます。双極性障害という状態は、ストレスが多く、胃の調子が崩れやすいのですが、ピロリ菌に感染していると、その傾向が強くなってしまうと考えられます。
ですから、自分がピロリ菌に感染しているのではないかと不安に思う人は、一度ピロリ菌の検査を受けてみるといいでしょう。
ただし、ピロリ菌の除菌をすることが、すぐに胃炎や胃潰瘍の改善につながるというわけではないということは覚えておきましょう。
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