【双極性障害の体験談】いつも明るく

【双極性障害の体験談】いつも明るく

【双極性障害の体験談】いつも明るく

プロフィール: S.Aさん、10代、学生、治療期間2年

 

私は高校時代から躁うつになりました。

 

学校で孤立していたことに対し、「私なんかいないほうがいいんだ」と思ったり、腹を立てて学校を抜け出しゲームセンターで遊んでいました。また、弟に近親姦されたこともあり、自分に存在感がないと思っていました。遊んでいるときはすごくテンションが高いのに、一度悲しくなると涙が止まらなくなり首を絞めたり自傷行為に走りました。

 

親に心配をかけられないと思い、学校には通っていました。しかし、孤立していたのでまったく学校生活は楽しめず、学校に行っても保健室に行って先生に愚痴を言ったり、ゲームセンターで遊んだりしていました。本当に辛かったけれど、大好きな先生の授業は絶対に受けていたし、少し良くなろうという気もありました。

 

躁うつを治すため、できるだけ楽しい事だけを考えるようにしました。改善の為に一度精神科に行きましたが、親が診察室に入ってきてしまい何も話せずに終わってしまったため、結局治療はできませんでした。

 

今は大学で社会福祉を勉強しながら、軽音楽サークルでドラムを担当しています。今までの自分を変えてみたいと思い、積極的に友達を作ったり努力してみました。それからは自分の存在感に悩んだりすることも減ったし、明るくなってきたのではないかと思います。しかし、弟から近親姦されたことは記憶に残っているので、夢に出てきたりすると気分が落ち込んで死にたいと思ったり、逆に弟の記憶を消したいと思うこともあります。それでも、前よりはよくなっています。

 

気分の浮き沈みをできるだけなくすために、楽しいことをたくさん、長くすることが一番いいのではないかと思います。気分が優れないときは思いっきり遊ぶ、それか寝てしまうのがいいです。まずは趣味に没頭してみてください。

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