双極性障害とADHD

双極性障害とADHD

双極性障害とADHD

ADHDは大人もなります

近年になって注目されているadhd(注意欠陥多動性障害)という障害があります。

 

学校で授業中じっと座っていられなかったり、場の状況もわきまえず大騒ぎをしてしまうような子供が負っている障害と認識されていました。

 

どころが最近になり、大人もadhdになるということがわかりました。現在10人に1人がADHDの判断基準に当てはまるという報告があります。

 

ADHDは双極性障害を併発しやすい

adhdは内因性疾患である双極性障害と違い、外因性つまり脳の機能障害による病気です。双極性障害とadhdとまったく別物に思える病気が実は非常に合併症として発病する可能性が高いということが指摘されています。アメリカの医学会でも報告され、60〜80%の比率で併発しているとされています。

 

なぜADHDは双極性障害と併発しやすいのか

なぜまるで違うように思える病気がこんなにも高い確率で併発するのでしょう?

 

それはこのふたつの病気は外見上の症状が非常によく似ているからです。ADHDの異常なまでの行動的になるところは双極性障害の躁状態に似ています。

 

ADHDの正常状態期は行動が落ち着き、鬱のような様相を現します。また互いに、躁鬱の波があり、見ているだけでは見分けがつかないほどです。

 

ADHDは外因性、つまり生まれついての病気です。その病状が進行し悪化などした場合、精神科医によって双極性障害と診断されることになります。

 

先天的か後天的か

現在の精神医学では、病気を診断する時、本来の気質を考慮に入れないようになっています。そのため、本来の気質であるadhdの病状の延長からくる症状をもって双極性障害と診断されてしまうのです。

 

またADHD本来の気質から周囲からのストレスを受け、病状の似通った双極性障害を発症させるというケースもあります。病因はまったく別でも双極性障害とADHDは非常に組み合わされやすい病気であるといえるのです。

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