双極性障害と睡眠障害

双極性障害と睡眠障害

双極性障害と睡眠障害

睡眠障害とは

双極性障害になると睡眠障害になることが多いです。睡眠障害というのは、「眠たいけど眠れない」というようなものではありません。

 

いくら動いても眠らずにいたり、その逆に一日のほとんどを眠って過ごしてしまうなど極端な状態を現します。なぜなら躁状態とうつ状態によってその症状が違ってくるからです。

 

躁状態の睡眠障害

躁状態の睡眠障害は、まず睡眠に対する欲求そのものがなくなります。極端なハイテンションで行動して回らずにいられないので、眠りたいという欲求を忘れてしまいます。

 

昼も夜もかまわず動きまわり、周囲に迷惑をかけることもあります。もちろん身体になんの影響もないはずがありません。睡眠不足からの注意力減少や、思考力の低下が現れます。

 

うつ状態の睡眠障害

うつ状態の睡眠障害はうつ病の場合と似ています。

 

精神の活動が鈍化し、ひどく落ち込んでいる状態が続くことから、自分を責めるなどをして落ち着いて眠ることができなくなり、睡眠不足となります。

 

その逆に、身体を重く感じ、過眠状態になる場合もあります。「寝ても眠れない」か「いくら寝ても足りない」という状態を行ったり来たりします。そのため頭が朦朧となり日常生活に支障をきたします。

 

睡眠障害への対策

双極性障害の睡眠障害の主な対策は薬物治療です。主治医とよく相談して、睡眠薬などを処方してもらいましょう。

 

それでも睡眠不足や過眠が続くようならまた主治医と相談し、こまめに薬を調整しましょう。

 

他に、ちゃんと同じ時間に起き、夜は同じ時間に寝るようにして、生活にリズムをつけ、睡眠時間をコントロールしましょう。薬だけでなく、陽の光を浴びて、身体を目覚めさせるのも大事です。散歩などをして身体を動かすのも良いでしょう。

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