双極性障害と才能
双極性障害と創造性
双極性障害に限らず、精神疾患を持った人間は創造性豊かであることが多いとされています。そういった研究は世界中の大学などでなされています。過去現在を問わず、天才といわれているひとが実はなんらかの精神疾患を持っていたという話は珍しくもありません。
双極性障害と思われる天才たち
双極性障害だけで名前を挙げてみても歴史的天才とされるひとがたくさんいます。
画家のヴァン・ゴッホ。
作家のヘミングウェイ。夏目漱石。北杜夫。中島らも。
音楽家にベートーヴェン。カート・コバーン。
俳優にジャン・クロード・バンダム、リンダ・ハミルトン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ。田宮二郎。
政治家にフルシチョフやチャーチル。
これでもごく一部に過ぎません。
なぜ傑出した才能の持ち主が双極性障害になったのでしょうか?
創造性を発揮する双極性障害
先に上げたずば抜けた才能の持ち主たちがなぜ双極性障害になったのか?というよりも、双極性障害であったからこそ素晴らしい才能がもたらされたといえるようです。
天才はなぜ天才なのか?脳の性能自体はそんなに違うはずがないのになにが違うのか?それは脳の使い方に違いがあるのです。
とある仕事をしようとする時、普通のひとよりもずっと集中して全身でのめり込みます。それとは逆にぼんやりと考え、まるで無関係なことまで同時に考えたりします。適度に集中する一般的な仕事のやり方とは違うのです。
普通との違いは、脳のエネルギーの使い方が極端でひどくアンバランスなのです。
だから天才の中にはものすごい才能の持ち主なのに、誰でも知ってるようなことを知らなかったり、誰でもできるような簡単なことができないというひとが多いのです。
こうした脳の使い方は、双極性障害の病状にひどく似ています。ひたすら落ち込み、ひとつのことを考え続けるうつ状態や、とにかく集中できず一度になんでもかんでもやってしまおうとする躁状態などとです。天才たちは病気と引き換えに才能を得たといえるかもしれません。
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