双極性障害と恋愛

双極性障害と恋愛

双極性障害と恋愛

病気でも恋愛できますか?

双極性障害という病を持ち、精神の安定もままならなく、仕事も失っていることも多い。社会的には相当にひどい状況と思えても仕方ないでしょう。生きていくだけで大変なのに、果たして恋愛なんて可能なのでしょうか?

 

恋愛は可能です

躁状態で周囲を振り回したり、うつ状態で苦しんで誰とも会いたくなくなる。こんな状態では恋愛に絶望的になってしまうのも当然です。しかし双極性障害を持っていてもちゃんと恋愛や結婚をしているひともたくさんいます。投薬によって寛解して、自分の気分をコントロールできるようになれば、もう普通のひととまったく同じです。

 

薬を飲むのをやめて再発させたりしなければ、大丈夫なのです。

 

交際相手に自分が双極性障害であると伝えるのは抵抗があるかもしれません。そんな時はある程度親しくなってから伝えれば良いでしょう。病気であったこと。薬を飲んでいればコントロールが可能なこと。気分の波があるということなどについて話し合いましょう。

 

恋愛依存症

双極性障害では躁状態の時、性的に奔放になることがあります。一度に何人もの女性と関係を持ってしまう患者もいます。これは躁状態の無軌道さからくる衝動的行動です。

 

しかしそれとはまた違った形で異性と関係を持ちたがることがあります。双極性障害は他の精神障害を併発しやすいものです。

 

女性の場合、恋愛依存症という病を併発することがあります。これは性欲依存症もまた同じです。性欲にしろ恋愛にしろ依存症になるのは、うつ状態からくるものです。どちらの場合も、性欲からというより、うつ状態からくる「寂しさ」を埋めたいという欲求からきています。

 

ひとりでいる時に感じるどうしようもない孤独感や虚無感や、自分など無価値だという妄想から逃げたくて、恋愛対象との関係にのめり込んでしまいます。

 

自尊心のためにも、そのような依存症は克服しなくてはならないでしょう。医師との相談やケースワーカーとのカウンセリングなどを受けましょう。

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