双極性障害の人が寂しい時

双極性障害に限らず、何らかの精神障害のある人というのは、孤独を感じがちなものでもあります。それには複数の理由があるのですが、双極性障害の人が寂しいと感じるときとはどのようなときなのでしょうか。

ここでは、双極性障害の人が寂しいと感じる時について考えてみましょう。

双極性障害はうつ病などに比べるとたくさんの人に知られているとは言えず、また元気なときもあるので、なかなか理解を得られにくいものだったりします。

そのため、誰にも理解してもらえずに、孤独を感じるということがよくあるのです。

また、躁状態の時なんかは、つい行き過ぎた行動に出てしまって、友達を傷つけるようなことを言ってしまったり、暴力を振るったりするようなこともあり、その所為で友達が減るということもあります。

この症状から、離婚や別居といったシリアスな出来事に直面することもあったり、恋人から別れを突きつけられることもあるでしょう。

仕事も休職や退職を余儀なくされることもあり、たとえ症状が改善して社会復帰を・・・となったとしても、新しい職場や環境で、周囲は知らない人だらけということもよくあることです。

こういった孤独感や寂しさに襲われると、うつ病のときには自殺願望が芽生えるきっかけになったりすることもあり、重大な問題です。

双極性障害の人が、極度に寂しさを感じないためには、理解者がそばにいるということが何より重要です。

家族はもちろんのこと、恋人や近い友人には、病気について詳しく知ってもらい、サポートをお願いしてもいいのではないでしょうか。

症状について詳しく知っていれば、双極性障害特有の行動についても、寛容になれるはずです。特に近い関係にある人なら、一緒に病院に行って説明を受けてもらうことも可能でしょう。