双極性障害と合併症

双極性障害と合併症

双極性障害と合併症

双極性障害の人の中には、他の精神疾患にもかかっているという人が少なくありません。こういった場合には、治療にも一層気をつけることが多くなるでしょう。

 

ここでは、双極性障害と合併しやすい病気についてご紹介していきます。

 

双極性障害と合併しやすい病気

双極性障害の合併症としてよくみられるのは、パニック障害、不安障害、摂食障害、過敏性腸症候群、強迫性障害などです。自律神経失調症もよくみられるでしょう。過敏性腸症候群は自律神経失調症の一種でもあります。

 

特にパニック障害や過敏性腸症候群、自律神経失調症などは、精神疾患の人に多く見られる症状です。

 

自律神経失調症のような症状は、双極性障害が改善していけば、何もしなくても改善するということが少なくありませんが、他の精神疾患については、その疾患に対する治療も必要になってきます。

 

双極性障害と合併症の傾向

前述でご紹介した、双極性障害と合併しやすい病気は、具体的にどのような症状のときに発症しやすいのでしょうか。

 

たとえば、パニック障害になってしまう双極性障害の患者さんには、若くてうつ病のエピソードが重く、回数も多いという傾向があります。また、死にたいような気持ちになることが多く、治療もあまり効かないというような特徴があるようです。

 

同様の症状傾向をもつ患者さんは、パニック障害の他に、不安障害や強迫性障害などにもなってしまう確率が高く、うつの症状が合併症に関係しているのかもしれません。

 

現に、うつ病の人もこれらの病気を合併していることが多いでしょう。

 

精神疾患になると、ストレス量が多いということも、精神疾患は合併してしまいやすいことに関係していると考えられます。いずれにしても、治療によりどれかの症状が改善されれば、他の症状も徐々に改善されていくことになるでしょう。

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