双極性障害とPTSD
PTSDという精神疾患を知っているでしょうか。一時期、テレビなどで何度も耳にしたという人もいるかもしれません。
双極性障害を患っている人の中には、このPTSDになってしまうという人もいるようです。
ここでは、双極性障害とPTSDについて考えてみましょう。
PTSDとは
まずは、PTSDとはどういう病気かということをおさらいしておきましょう。PTSDとは、正式には心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder)という病気です。
強いショック体験や、精神的なストレスがトラウマとなり、時間が経ってもまるでその経験をしているかのように、恐怖を感じたりするような症状のことを言います。
災害や犯罪の被害者になったりすると、このPTSDになるという人が多いようです。
双極性障害とPTSD
では、このPTSDと双極性障害にはどのような関係があるのでしょうか。
PTSDと双極性障害は、全く異なる性質の障害です。しかし、PTSDになったという人が、のちのち双極性障害を発症してしまうということは、珍しくはないことのようです。
双極性障害以外にも、うつ病やパニック障害というような精神疾患にかかってしまう人もいます。
PTSDには強いストレスが関わっているため、それが原因で、双極性障害や他の精神疾患を発症してしまうということは、納得できるところです。
PTSDと双極性障害を併発してしまった場合、この両方に対しての治療が必要になるでしょう。
双極性障害とPTSDを患っているという場合、どちらか1つを患うよりも、治療も難しいですし、本人も苦しむことが多いでしょう。
また、このケースの場合、双極性障害はII型といって、うつ症状の方が強いという人パターンが多いようです。
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