双極性障害と摂食障害
双極性障害になってしまった人は、他の精神疾患も併発していることがあります。たとえば、パニック発作を患っているという人もいるでしょう。
では、摂食障害を併発することはあるのでしょうか。ここでは双極性障害と摂食障害について考えてみましょう。
摂食障害とは
摂食障害とは、食に関する精神疾患の総称です。これには、ほとんど食事ができなくなる拒食症、そしてたくさん食べたあとに吐くという過食症が含まれています。
拒食症から過食症になってしまうケースは6割以上というほど、よくあることのようです。
拒食症や過食症は、一般的には、太りたくないという恐怖や、痩せたいという強い願望が病的になってしまって引き起こされる疾患だと考えられています。
双極性障害と摂食障害
では、そんな摂食障害と双極性障害を併発するということはあるのでしょうか。
これについては、あるデータによると、双極性障害である人が摂食障害を併発する場合は、過食症であることが多いといわれています。また、摂食障害を併発する人というのは、女性に多いようです。
これは、うつ状態のときに起こる不安感などが、太ることへの恐怖を引き起こしたり、食べられないというストレスを発散するためにたくさん食べてしまって、あとから吐くというような行動をさせているのではないでしょうか。
双極性障害の人が摂食障害も患っているという場合は、双極性障害にあわせて摂食障害の治療も必要になります。
もし過食症にもなっているのであれば、専門家や経験者なら気づく場合もあります。しかし、自分が過食症的な行動をしていると思うのであれば、早めに主治医の先生に相談するようにしてください。
双極性障害も摂食障害も、治療を受けることで徐々に改善していくでしょう。
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