双極性障害の原因に親は関係あるのか
人が大人になるときに、親の影響というものはとても重要な部分を占めています。
ですから、双極性障害になると、親の育てかたが原因で障害になってしまったと考えることもあるかもしれません。
ここでは、双極性障害に親の影響が関係あるかどうかを考えてみましょう。
双極性障害は親が原因?
双極性障害になる原因には、さまざまな要因が関わっていると考えられています。しかし、はっきりと明確になってはいないため、未だなぜ双極性障害になるのかということについては、これだというものがありません。
とはいえ、遺伝が関わっていそうだということは判明しています。これは、親や親戚が双極性障害にかかったことがあると、その子供も双極性障害を発症してしまう確率が、通常よりも高いためです。
遺伝という点で言えば、親が原因で双極性障害になると言えなくもないでしょう。
しかし、遺伝だけで双極性障害になるというわけではありませんし、現に親が双極性障害になったことがないという人でも、双極性障害になっているケースもあります。
親の育て方が影響する?
双極性障害になる原因には、そのほかにもストレスの影響があると考えられています。
しかも、そのストレスとは一瞬だけではなく、大きなストレスを受け続けているような状態のことを指します。
つまり、もし家庭内で多大なストレスが常にあるような状況だと、子供が双極性障害を発症してしまう可能性があるということです。
そういう意味では、家庭環境というのは、双極性障害にも大きく関わっていると言っていいでしょう。
しかしこれについても、双極性障害になった人の家庭環境が絶対に悪いというものではなく、ストレスの原因はまた別の場所にあるのかもしれません。
そのため、子供が双極性障害になったとしても、すぐに自分の育て方が悪かったのでは?と考えるのは、時期尚早でしょう。
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