双極性障害は迷惑なのか
双極性障害には、躁状態とうつ状態という時期があります。躁状態のときには、周囲がどう思うかを気にせず振舞ってしまい、周囲の人に多大な迷惑をかけることがあります。
また、うつ状態のときには、些細なことで迷惑をかけてしまったと思い悩むかもしれません。
ここでは、双極性障害の症状と周囲への迷惑について考えてみましょう。
双極性障害と周囲への迷惑
前述のとおり、双極性障害の躁状態では周囲への迷惑を考えずに衝動的に行動をしてしまうため、知らないうちに周囲に迷惑をかけているということが考えられます。
また、その自覚はあり、後で気付いたとしても、そういった行動をやめることが大変困難です。
一方、うつ状態に移行したときには、躁状態のときに周囲にかけた迷惑について罪悪感でいっぱいになったりします。また、病気の症状のために周囲に迷惑をかけているという罪悪感を、常に抱いているようなこともあるでしょう。
実際、「迷惑」という言葉は強すぎるかもしれませんが、周囲の人への影響はそれなりにあります。双極性障害を知らない人からすると、理解できない行動の数々にうんざりもされているかもしれません。
双極性障害で周囲に迷惑をかけないためには
双極性障害で周囲に迷惑をかけてしまうことがあるというのは前述のとおりです。しかし、そのことについて深く悩んでしまうと、症状は悪化してしまうかもしれません。
ですから、双極性障害のときには、なるべくなら周囲に迷惑をかけないようにするのがいいでしょう。
そのためには、薬物療法が役立ちます。薬物療法には、双極性障害の症状による行動を抑制する効果があるからです。薬が効いているその間だけにはなりますが、そういった行動を抑制することができれば、迷惑をかけることも減って行くでしょう。
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