双極性障害とデイケア
「デイケア」という言葉を聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか。
老人ホームなどでの1日訪問のようなものを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
しかし、実は精神科にもデイケアというものがあります。
ここでは、双極性障害の人とデイケアについて掘り下げていきましょう。
デイケアとは
精神科には、デイケアというものがあるところもあります。
デイケアとは、精神疾患に罹っている患者さんが日中訪問するところで、さまざまな活動を行うことにより、罹っている精神疾患の治療をサポートするものです。
外来治療のひとつで、デイケアがあるという病院はそんなに珍しいことではありません。また、医療機関でなければ、保健所が運営しているデイケアというものもあります。
デイケアへの参加は、医師の指導のもと行われます。自分からデイケアに参加したい旨を医師に伝えることはできますが、医師の許可がなければデイケアには参加できません。
要するに、デイケア参加が病気の治療に有効だと認められる場合にのみ、デイケアに行くことができるのです。
デイケアで何をするのか
デイケアと言っても、何をする場所なのかいまいち想像できませんよね。
精神科のデイケアでは、一般的に午前9時か10時くらいから開始というところが多いようです。
開始したら、ミーティングがあり、今日やることの確認をします。
そして、午前のプログラムが始まり、12時ごろに昼食、そして午後のプログラム・・・という流れで1日を過ごします。終了は3時か4時頃です。
このスケジュールにより、生活リズムが安定する効果もあります。
双極性障害を含めた気分障害でデイケアに参加する人の比率はおよそ10%程度と多くはありません。デイケアによっては、気分障害の人を対象にしているものもありますから、そういう場ですと、双極性障害の人も多くなるでしょう。
治療をより効果的にして、且つ社会生活の疑似体験をしておきたいという双極性障害の人には、効果的な場です。興味がある人は、医師に相談してみるといいでしょう。
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