双極性障害と自助グループ
「自助グループ」というものを聞いたことがあるでしょうか。これは、精神疾患関連でよく耳にする言葉で、簡単に言うと特定の疾患などに関して自発的に結びついたグループのことです。
でも、それではなんのことだかよくわからないですよね。
ここでは、双極性障害と自助グループについて掘り下げていきましょう。
自助グループとは
自助グループとは、同じ疾患や同じような悩みを抱えた方々が、当事者同士で助け合ったり、意見交換をするために自発的に集まったグループのことです。
その目的は、特定の疾患などを一緒に克服していくことにあります。
自助グループを運営している人は、その疾患などの専門家というわけではなく、飽くまで当事者たちのみで構成されているというところが特徴的です。
もちろん、双極性障害にもこういった自助グループが存在するようです。また、気分障害とうつ病などとひとまとめにされた自助グループもあります。
一人で悩んだり、家族の間だけで、双極性障害の症状に向き合うよりも、こういった自助グループに入って、同じ障害で悩んでいる人たちと触れ合えば、障害と向き合っていこうという気を養えるのではないでしょうか。
自助グループの探し方
自助グループは、インターネット上の検索サイトでも探せます。「自助グループポータル」という自助グループをサーチするサイトがあるので、ここの分類の部分で「うつ病・双極性障害」という分類を選ぶと、全国のうつ病・双極性障害の自助グループリストが出てきます。
数は多くはないですし、首都圏に集中して存在しています。
そのため、地方の方にはなかなか参加がしづらいのですが、首都圏の方は、こういった自助グループの会合に参加したりして、障害への理解を深め、同じ障害をもつ方々と話し合いをすることが可能です。
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