双極性障害の社会的支援
双極性障害患者が受けられる社会的支援
双極性障害にかかり病と闘うためにはどうしても治療費が必要です。治療費のみならず生活費も必要です。しかし病気のため満足に働くこともできません。
そこで生活のために必要なお金を支援してくれるさまざまな公的なサービスがあります。双極性障害は治療に長い月日がかかる場合が多いので、そのためにもしっかりと利用しましょう。
自立支援医療
通院などでもっとも大変なのが通院費と薬代です。なんらかの重度の精神病患者の生活を支援するために厚生労働省が行っている行政サービスが自立支援医療です。もちろん双極性障害もその対象に入っています。対象になるのは精神病によって現れた病態病様に対する治療行為に対して行われます。
通院や薬代だけでなくデイケアや訪問看護なども含まれます。月に一定の自己負担額だけでさまざまな医療行為を受けられるのです。(基本的に自己負担は1割)
申請は各市町村によって異なりますので、役場でたずねてください。期間は1年ごとで、長期の治療の場合、そのたびに申請し直してください。
就職のための公的自立支援
長い治療期間も終え、医師から完治したと言い渡されたら、今度は社会復帰に向けて就職を目指さなければなりません。しかし元双極性障害ではまともな就職先を見つけるもの難しいというのが現実です。
そういった元障害を負っていたひとや社会の中でやっていきたいという障害者のために行われている公的サービスがあります。
まずはハローワークです。ハローワークでは障害者向けの就職先や就職についての相談などを行ってくれ、就労の支援をしてくれます。就職先は病気に対する理解があるので安心して就職活動が行えます。
また同様に、障害者職業センターという施設があります。こちらもカウンセラーと相談しながら無理のない就職ができます。
積極的に公的サービスを利用しましょう!
こういった精神障害者のための支援サービスはいろいろとあります。しかし、中には自分が精神病であることを認めたくない心理から利用しなかったり、世間に迷惑をかけたくないという遠慮から利用しないひとがいます。
しかしそのような理由からサービスを利用しないことで、生活環境の悪化から病気のさらなる悪化につながりかねないということを忘れないでください。
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