双極性障害と学会
学会とは、特定の学問の専門家(研究者や従事者など)が、研究結果などを発表し、それについて検討討議などをする場のことをいいます。
双極性障害についても、そういった学会があるのでしょうか。
学会とは
前述の通り、学会とはその分野の専門家が、研究結果・成果などを発表し、参加者同士で、討議をする場所のことをいいます。
また、研究発表の場を提供したり、研究者同士の交流をするための機関でもあります。
どんな医療分野についても、この学会というものが存在しています。
この学会が存在しているおかげで、さまざまな疾病について、新しい事が明らかになっていったり、新たな治療方法の可能性について検討されたりするのです。
学会への参加資格は、学会により異なります。その分野の専門家のみに限っているところもあれば、その分野に興味があれば誰でも入会できるというところもあります。
双極性障害の学会
日本では、双極性障害についての研究や交流をするための機関である学会は、「日本うつ病学会」という機関があります。
うつ病とは言っていますが、この中に、双極性障害委員会というものがあり、双極性障害の患者やその家族のための情報や、解説書などを提供しています。
国際的には「国際双極性障害学会(ISBD)」という機関があり、ここで双極性障害に関する研究成果の発表や、討議が行われています。
また、こうした学会で、双極性障害に関する用語を定義したり、双極性障害の診断についての基準などが話し合われることもあります。
国際的にそういった活動が行なわれているというのは、意外なのではないでしょうか。専門家の方々のこうした活動により、双極性障害の治療の発展も日々行なわれているのです。
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