双極性障害は難病なのか
双極性障害の人は、なかなか治らないその症状に悩まされています。その治りづらさからも、難病なのではないかと考える人もいるでしょう。
双極性障害は難病と言えるのでしょうか。ここでは、双極性障害が難病かどうかについて考えてみましょう。
難病とは
難病とは、発症原因が不明で治療法も確立されていないような病気のことを指します。また、慢性疾患で、経済的にも負担があるようなもの、介護が必要なものなどが難病とされています。
日本では、厚生省の難病特定疾患に含まれているものが、「難病」と言えるでしょう。
ただし、単に「難病」という場合、一般的な会話の中では、治るのが難しいという意味で使っている場合もあります。
双極性障害は難病なのか
治すのに時間がかかり、原因もよくわかっていない双極性障害は、難病なのでしょうか。
結論から言うと、双極性障害は、厚生省難病特定疾患には含まれていません。つまり、正式な意味では難病ではありません。
そのため、難病にかかっている人向けの医療費の控除などは受けることができません。
ですが、「治りづらい病気」だということで、難病だと言われることもあります。これは、前述のとおり一般的な会話の中で言われるもので、正式な意味ではありません。
治療に時間がかかる以上、治療費が膨大になり、経済的な面で苦しんでいるという人もいるかもしれません。
双極性障害は正式には難病ではありませんが、精神障害ですから、条件を満たせば精神障害向けの医療費の助成などが受けられることがあります。
双極性障害の治療が長引いていて、治療費をなんとかしたいと考えている方は、一度主治医の先生に相談してみましょう。条件を満たしているのであれば、何らかの提案をもらえるかもしれません。
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