双極性障害は甘えなのか
双極性障害に限らず、こういった種類の精神疾患にかかる人のことを、甘えだと見なす人も一定数存在していますよね。
双極性障害は甘えだという考えは正しいのでしょうか。
ここでは、双極性障害が甘えかどうかを考えてみましょう。
双極性障害は甘えなのか
双極性障害を甘えなのではないかと疑う人は、前述のとおり一定数存在しています。しかも、自分自身が双極性障害であるという人も、もしかしてそうなのではないかと考えていることもあります。
それは、双極性障害でうつ状態になっているとき、何もする気が起きなかったり、現場から逃げたいといった気持ちになるからでしょう。
また、躁状態のときには元気で快活に活動しているように見えるため、やる気がないときだけ病気だと言っているように見えるのかもしれません。
ですが、「双極性障害」という診断名があって、精神疾患として認めらていて、場合によっては双極性障害として精神障害者認定をされることもあることを考えると、双極性障害は甘えとは言えません。
双極性障害を甘えと考えている方へ
前述のとおり、双極性障害は甘えではなく、れっきとした心の病気です。
双極性障害になるような人には真面目な人も多く、病気を甘えなんじゃないかと疑ってしまうこともあるのですが、そういった場合でも本人はとても苦しんでいます。
むしろ、甘えなのではないかと疑うことで、自分自身を責めてしまっていることもあるのです。
ですから、双極性障害である人本人と、その周囲の人が、双極性障害は甘えなのではなく、治療が必要な精神疾患であるということを正しく認識しなければなりません。
治療には時間がかかりますが、ちゃんと適切な治療を受ければ治る病気です。治ってしまえば、双極性障害だった頃を思い出すと、甘えではなくれっきとした病気だということが実感できるでしょう。
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