双極性障害の見分け方
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返すという症状の精神障害です。しかし、うつ状態の症状の方が周囲からは重く見えたり、実際に重かったり長かったりすることもあり、うつ病と間違われることもあります。
双極性障害を見分ける方法というものはあるのでしょうか。
うつ病と双極性障害の見分け方
双極性障害をうつ病だと間違えてしまうというのは、よく起こる間違いです。現に、実際にうつ病だと診断されたあとに、双極性障害だと判明するというような経験をしている双極性障害の人は、たくさんいます。
うつ病と双極性障害を見分けるには、なんだか調子が良いと思う時期について注目しなければなりません。
ずっとうつ状態に悩まされていたのに、急に調子が良くうつ症状が出ないというような場合は、うつ病が治ったのだと勘違いしてしまうかもしれません。
しかし、普通の生活を続けていると、またうつ症状に悩まされる・・・なんてことがあった場合、それはうつ病ではなく双極性障害の可能性があります。
うつ症状のほうがひどいタイプの双極性障害の場合、躁状態は軽躁におさまることもあり、それが躁状態であるとは思いつかずに、見分けがつかないということもあるでしょう。
双極性障害をはっきりと見分けるために
問診だけでうつ病なのか双極性障害なのかわからない場合、脳波を調べる方法で見分けることができます。
ただし、これが行える医療機関は限られているので、気になる人は事前に調べる必要があるでしょう。
この脳波を調べるものを「光トポグラフィー」といいます。
脳波を調べれば、しっかりと自分がどういう症状なのかを知ることができます。
今行っている医療機関にこの装置がないのであれば、置いてある病院を紹介してもらうのもいいでしょう。
うつ病と双極性障害では治療が異なる部分もありますから、どちらであるかを明確にしておくことは重要なことです。
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