双極性障害と暴言
双極性障害になると、普段はしないようなことを突然するようになることもあります。その代表的な例の一つが暴言ではないでしょうか。
双極性障害で暴言を吐いてしまうという症状が出るのは、一体どのようなときなのでしょう。
ここでは、双極性障害と暴言について考えてみましょう。
双極性障害で暴言を吐いてしまうときとは
双極性障害には、躁状態とうつ状態という状態がありますが、暴言を吐いてしまうというのは、主に躁状態のときにみられる症状です。
躁状態というのは、元気な時期だと思っているひともいるかもしれませんが、ただ元気だというだけではありません。
衝動的に行動してしまうようになるため、ついカッとなって暴言を吐くということをしてしまうのです。そして、人を傷つけてしまったり、それが職場の上司が相手だったりすると、仕事をする上でのトラブルになることもあるでしょう。
暴言を吐いてしまうというのは、躁状態においてかなり深刻な問題です。
では、うつ状態のときは暴言を吐かないのかというと、他人に吐くことは少なくなります。そもそも口数が減るからです。
しかし、うつ状態だと1人で心の中で暴言を吐くことは多くなるかもしれません。イライラしやすくなるからです。
双極性障害による暴言を減らすためには
前述のとおり、双極性障害の躁状態で暴言が増えたときには、あまり暴言を吐かないようにしなければ、人間関係に亀裂が走ってしまいます。
ですから、躁状態で元気だからといって双極性障害の治療をサボるようなことはやめましょう。躁状態に対しては、躁状態に対する治療方法があります。
暴言を言ってしまうなどといった、衝動的な行動については、薬物療法によって抑えることができます。ですから、躁状態にあるときにも必ず処方された薬は服用するようにしてください。
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