双極性障害のときの友人との関係
双極性障害になると、躁状態という時期とうつ状態という時期を繰り返すことになります。このどちらも、友人との人間関係に影響することがあり、注意が必要です。
では、具体的にはどんな風に友人との関係に影響するのでしょうか。ここでは、双極性障害のときの友人との関係について考えてみましょう。
躁状態のときの友人との関係
躁状態というのは、異常に元気で異常に活動的な時期です。躁状態の症状が重いという人になると、好き勝手発言してしまったり、行動してしまったりします。
ちょっとしたことで火がついたように怒ったりもすることもあるでしょう。この状態だと、普段なら言ってはいけないことだと判断できることも、判断できなくなってしまいます。
そのため、友人を傷つけるような暴言を口にしてしまったりして、友人との関係に亀裂が走ってしまうということも考えられます。
双極性障害のときには、自分の症状を抑えるような治療も必要ですが、友人に躁状態の症状について理解してもらうことも重要でしょう。
うつ状態のときの友人との関係
では、うつ状態のときはどうなのでしょうか。
うつ状態のときは、躁状態のときと比べると衝動的な発言などは少なくなります。
その代わり、あまり人に会いたいと感じませんし、連絡をすることも億劫に感じるので、友人が減ってしまうという問題が起こります。特に、今双極性障害であると説明していない場合は、連絡を取らなければ友人が離れていってしまうかもしれません。
ですから、うつ状態のときには事前に友人に自分が双極性障害であるということを説明しておくことをおすすめします。
そうすれば、あまり会いたがらなかったり、連絡を取らなかったとしても、特に問題になるようなことはないでしょう。
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