双極性障害への誤解
双極性障害というのは、うつ病ほど一般的に知られている病気ではありませんから、誤解を受けやすい精神疾患でもあります。
代表的な誤解というと、躁状態に対する誤解でしょう。この躁状態を良いものだと誤解している人は少なくないでしょう。
ここでは、双極性障害に対する誤解について考えてみましょう。
双極性障害に対する誤解とは
双極性障害のことをよく知らない人がしがちな誤解といえば、躁状態のときに「元気になった」と判断してしまうことでしょう。
双極性障害には、躁状態とうつ状態というものがありますが、躁状態というのは異常に活動的になるため、何も知らない人から見ると元気に見えてしまいます。
また、躁状態だとなんでも意欲的に取り組めるため、病気というのは嘘なんじゃないかと誤解もされてしまうでしょう。仮病だと誤解してしまう人もいるかもしれません。
双極性障害では、この躁状態という異常に活動的になる期間があるために、うつ病などに比べると、こうした誤解を受けやすいのです。
双極性障害への誤解をなくすためには
双極性障害について周囲に誤解している人がいる場合、ほとんどは躁状態に対する誤解ではないでしょうか。
ということは、躁状態というのは決して良い状態ではないということを、わかってもらわなければなりません。
躁状態だと、時と場合を考えずに多弁・多動になってしまいます。また、誰に対しても無遠慮になり、失言も多くなるという傾向があります。
また、いつもハッピーそうに見えますが、反面怒りっぽくもなり、我慢できない人になると暴力に走るようなこともあります。
ですから、躁状態という状態も十分大きな問題なのです。
もしも周囲に双極性障害について誤解をしている人がいれば、このことについて説明すれば誤解が解けるかもしれません。
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