双極性障害と社会不安性障害
双極性障害は、放っておくと他の精神疾患と合併してしまう病気です。そのため、治療をする際には、他の病気が発症してしまわないように注意が必要です。
双極性障害と合併しやすい病気のひとつに社会不安障害というものがあります。
あまり聞きなれない疾患名ですが、社会不安障害とはどのような病気なのでしょうか。
社会不安障害とは
社会不安障害とは、人前で話したりすることに恐怖や不安を感じるような障害です。誰しも、大勢の前で話したり、何かをするというのは苦手かもしれません。また、苦手と感じたり、不安を感じるようなことも少なくないでしょう。
しかし、ほとんどの人は、恥ずかしいと感じながらも、その行動ができるのです。
ただし、社会不安障害の人は、どうしてもそういった状況を避けようとするために、日常生活に支障をきたしてしまいます。
症状がひどくなると、仕事ができなくなってしまったり、家から出ることが困難になるようなことがあり、決して軽視していい障害ではありません。
双極性障害と社会不安障害
双極性障害では、社会不安障害を併発していることがあります。
特にうつ状態のときには、社会不安障害の症状が出やすいこともあるでしょう。相乗効果で、本当に家からなかなか出られないというようなことにもなりかねません。
どちらも一緒に発症している場合は、症状の出方から判断しながら、慎重に治療を行わなければなりません。
医師によっては、双極性障害には気づいても社会不安障害には気づけないかもしれません。うつ状態のときに、社会不安障害のような症状が出るのはよくあることだからです。
そのため、治療の過程で、症状をしっかりと観察するということが重要になってきます。
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