双極性障害と自律神経失調症
双極性障害はしばしば心に関わる病気と併発してしまいます。
その中でも、自律神経失調症はとても数が多いかもしれません。
ここでは、双極性障害と自律神経失調症について掘り下げていきましょう。
自律神経失調症とは
自律神経失調症はよく聞く病気ですから、知っているという人が多いかもしれません。
簡単に説明すると、体のさまざまなことをコントロールする神経が、うまく切り替わらず、さまざまな不調が表れてしまう病気です。
自律神経には、交感神経と副交感神経という神経があり、交換神経は活動をつかさどる神経、副交感神経は休息をつかさどる神経だと思ってもらって大丈夫です。
この2つの神経が必要に応じて切り替わり、私たちは健康な生活を送れています。しかし、この自律神経のバランスが崩れてしまうと、消化がうまくいかなかったり、寝なければならない時間に眠くならなかったりという現象が起こるのです。
双極性障害と自律神経失調症
上記でも触れたように、自律神経失調症である双極性障害の人は少なくありません。自律神経失調症は、厳密には病気ではなく、症状を指すのですが、自律神経失調症はストレスが大きな原因となって発症してしまうものです。
双極性障害になる人というのは、心に大きなストレスを抱えていることがほとんどですから、自律神経失調症にもなりやすいのです。
双極性障害と自律神経失調症が併発している場合、うつ状態のときの頭痛や体調不良などが起こりやすくなります。むしろ、うつ状態のときの体の不調は、自律神経のバランスが崩れているために起こるものだとも言えます。
治療については、双極性障害の治療を先に進めることがほとんどでしょう。自律神経失調症は、双極性障害の症状が落ち着いて、社会生活をはじめたころになれば、自然と改善されていることが多いでしょう。
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