双極性障害はやる気に波がある

双極性障害はやる気に波がある

双極性障害はやる気に波がある

双極性障害だと、躁状態とうつ状態を繰り返すため、周りから見ると行動に波があるように見えます。

 

躁状態とうつ状態という正反対の気分が切り替わるため、波はあって当然のことです。

 

その波のある点の1つに「やる気」があります。

 

双極性障害だと、どのようにやる気の波が変わっていくのでしょうか。

 

躁状態のときはやる気に満ちている

軽躁の人でも、躁状態が激しいという人でも、躁状態のときには何にでも意欲的に取り組むようになり、行動的にもなります。

 

軽躁状態の場合は、普通の人がやる気があるときと同じ程度か、それよりも少し意欲的に見える程度かもしれません。

 

しかし、躁状態の症状がひどいと、やる気がありすぎたり、調子に乗りすぎたりして、失敗してしまうこともあります。

 

例えば仕事などの面で、後先を考えずに無理のあるスケジュールを立ててしまったり、できるかどうか確証のない仕事を引き受けてしまったりします。

 

そこまでの重症でなければ、躁状態のときには仕事や勉強もはかどり、その他のプライベートの時間も充実させることができることもあり、本人も多幸感があるため、一見暮らしやすいように見えるでしょう。

 

うつ状態ではなにもやる気がしない

躁状態のときにやる気満々で、さまざまなことに取り組んでいたにもかかわらず、一旦うつ状態に切り替わってしまうと、今までが嘘のように何もする気が起きなくなってしまいます。

 

周囲からすると、今までのやる気や威勢はなんだったんだと驚くほどです。躁状態のときに始めたことなどが、苦痛になり、やめてしまったり、なかなかはかどらずに辛い思いをするでしょう。

 

このように両極端にやる気に波があるのが、双極性障害の特徴で、この波が極端すぎるがために、患者本人はもちろん、周囲の人も苦しんだり困ったりするのです。

スポンサーリンク