双極性障害で無職のとき

双極性障害の症状が原因で、失業中、つまり無職状態だという人もいるでしょう。治療に専念するためには、無職になることが必要な場合もあるでしょう。

しかし、無職だという場合さまざまな不安があるでしょうし、生活の上で気をつけるべきこともあります。

ここでは双極性障害で無職になっているときのことについて考えてみましょう。

双極性障害には、躁状態とうつ状態という時期があります。双極性障害になった人には、躁状態はそれほど症状が重くなく、うつ状態の時の方が重いという人の方が多いようです。

うつ状態が重いと、朝起き上がるのも辛かったり、仕事にやる気が出ないということにもなります。そうなると、仕事を辞めなければならず、一時的に無職状態になってしまうでしょう。

また、躁状態のときについても、症状が重ければ会社で自分勝手な行動をしてしまったりという問題があるため、仕事を続けることは得策ではありません。また、それが原因で退職に追い込まれるということもあります。

軽躁状態なら、仕事ができるという人もいますが、いずれはうつ状態に移行してしまうため、うつ状態になったときに無職になってしまうという人もいます。

双極性障害が原因で無職になったときには、治療をしっかりし、主治医から仕事をしてもいいと言われるまでは、仕事をはじめるのはやめておきましょう。

躁状態になると仕事ができるような気になるかもしれませんが、またうつ状態になれば仕事をすることが困難になってしまいます。

まずは病気をしっかりと回復させてから、再就職を目指してください。

また、いつかは再就職をするんだということを視野に入れ、できるだけ生活リズムが崩れないように、毎日日課を作っておきましょう。

とはいえ、症状が重すぎるという場合は、まずは双極性障害の治療を進めていくことだけを考えましょう。