双極性障害と労災
労災というものが、どういったものかは、ほとんどの社会人の人がご存知でしょう。この労災というものは、身体的な疾患だけではなく、精神的な疾患にも適用されることがあります。
では、双極性障害でも労災が支給されるということはあるのでしょうか。
ここでは双極性障害と労災について考えてみましょう。
労災とは
労災という言葉は耳にしたことがあるものの、具体的にどういうものか知らないという人もいるかもしれません。労災とは労働災害の略で、正式には労働災害保険という保険のことなのです。
これがどういうものかというと、仕事中に負傷したり、業務が原因で病気にかかった場合などに支給される保険のことです。たとえば、業務中に業務上必要なことをしているときに、転落などで怪我をしてしまったというような場合に、支給されます。
双極性障害で労災は支給されるのか
ではこの労災は、双極性障害になってしまったときに支給されるということはあるのでしょうか。
結論から言うと、それが業務上の問題が理由で発症してしまったという場合なら、支給されることがあるでしょう。つまり、もともと双極性障害だったという人に対しては支給されません。
また、家庭内に問題があり、職場では元気に過ごせていたというような場合に双極性障害になってしまったときも、労災は支給されないでしょう。
労災の支給の可否は、その企業ではなく労働基準監督署が行います。ですから、認定される可能性があるなら、とりあえず申請してみることをおすすめします。また、申請を考えるというときには、どのような状態なら支給されることがあるのかを、併せて調べておくといいでしょう。
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