双極性障害患者の就職活動
就職活動はどのように行っていくか
双極性障害という精神障害からどうやって社会復帰すればいいのでしょう?世の中にはいまだに精神病患者に対する偏見が根強く残っています。
罹患中ならまだしも医者から完治したと診断されたとしても、世間の目は冷たいというのが現実です。
双極性障害について就職先に話すべきか
普通の就職活動で気になるのが、元・双極性障害者であったかどうか話すべきかどうかではないでしょうか?
すでに完治しているのだからわざわざ口にする必要もないと感じるでしょうし、また病歴を隠しているというのも罪悪感を覚えるひとが多いようです。
就職の面接では病歴を質問されなかった場合、それをいう義務はありません。
しかし面接前の治療のための長期休止期間についてはまず間違いなく質問されるでしょうから、結局話すことになってしまう可能性が高いでしょう。
障害者でも就職は可能です
障害者の就職率は残念ながら決して高くありません。障害者全体で約30%程度となっています。社会の偏見を考えると精神病患者に限定するともっと下がるでしょう。一説には精神病患者の生活保護受給率は80%近くになるそうです。
では元・双極性障害患者に就職は無理なのでしょうか?
いいえ。精神病患者の社会的自立支援のための制度があります。ハローワークが行っているもので、書類と障害者手帳と主治医の意見書があれば、ジョブカウンセラーと職業相談を行い、そのひとに合った職場を紹介してくれます。
他に障害者職業センターという各県に1つ(県によっては2つ)ある組織があり、障害者のための相談やカウンセリングや職業訓練を行ってくれ、新しい職場に馴染むようになるまで支援してくれます。
完治しても精神病患者であった過去に心が折れてしまったりすることがあっても、世の中には多くの支援してくれる組織があります。社会とのつながりを絶たないためにも、就職活動を諦めないでください。
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