双極性障害と残業

双極性障害になる原因は、遺伝的な要因のほかに、個人個人の生活上の環境や、ストレスなどといったものが関わっていると考えられています。

無理をしている状態というのは、双極性障害に限らず精神疾患にかかりやすい状態と言えます。

では、例えば、残業が多い職場の場合だと、双極性障害になりやすいと言えるのでしょうか。

残業が多い職場では、体の調子も心の調子も崩してしまうという人が少なくありません。特に、長時間残業が当たり前だという職場の場合は、仕事自体を愛しているという程度でなければ、誰しも苦痛に感じるでしょう。

その状態が長く続いてしまうと、精神を病んでしまう人も現れます。

そういった環境と、遺伝や他のさまざまな要因が重なると、双極性障害になると言う人もいるでしょう。残業が多いと必ず双極性障害になるというわけではありませんが、条件がそろい、なおかつその人が双極性障害になりやすいタイプなら、双極性障害を発症してしまう可能性は十分にあります。

もしも今残業が多い職場で働いていて、苦痛を感じているという場合は、双極性障害や他の病気にかかってしまう恐れがあります。また、すでに自分が双極性障害だと疑っている場合もあるでしょう。

もしも残業が苦痛すぎて心身のバランスを崩しそうだという場合は、仕事を辞めることも視野にいれましょう。

すでに双極性障害になっていることを疑うのであれば、まずは病院で診断を受けてみてください。その結果、双極性障害であると言われれば、労災がおりる場合もあります。

いずれにしろ、激務というのは、体にも心にも毒です。無理だと感じたら、そこから身を話すことも考えましょう。