うつ病?それとも双極性障害?
プロフィール: R.Fさん、30歳女性、主婦、治療期間14年(うち双極性障害の治療は1年)
まずはじめに、私は13年間ずっと「うつ病」だと思い込んできました。
はじめはどんどん落ち込んでいく精神に辛さを感じて高校2年生の頃からやる気をなくしていきました。学校を休みがちになり、ついには単位が足りず退学しました。いろいろな症状(自死の未遂や浪費癖等)が出てきたのですが、はじめは「うつ病」と診断されていました。仕事にも行けなくなり、今は主婦をしていますが家事を放棄する日々が続きました。
そんなある日、引越しを機に病院を変えたところ「双極性障害」と診断され、これまでの診断が誤診であると告げられました。今までの症状が全て「双極性障害」によるものだったのです。
診断が変わってからはもちろん薬も代わりましたが、これまで飲んでいた薬を急に止め、新しい薬を飲むことがはじまり、副作用に耐える日々がしばらく続き、その間は家事が疎かになってしまいました。
薬を飲むにあたって、血中濃度というものがある一定を保っていないといけないと言われたので、なるべく規則正しい生活に変え、毎日同じ時間帯に薬を服用するように心がけました。
すると、わりと短い間で副作用は落ち着き、効果が出てきてくれました。
私の主な症状は、イライラと浪費癖なのですが、イライラしていると子供もいますし周りに迷惑がかかると思い意識をして、気分の変化に気づいたら一息つくようにしています。
残念ながら克服はまだできてはいませんが、治療方法が合っているので活発に動けるようになってきました。現在は、薬を飲みながら、ストレスを溜めないように時間にゆとりを持つ生活と、子供と笑顔でいる時間を作ろうと毎日奮闘中です。
最後に、同じように双極性障害でお悩みの方へ私から話せることがあるとすれば、この障害は決して治らないものではないと思います。
たぶんですが、何かに夢中になったり、リラックスできる時間が増えたりと、心より好きなことに費やす時間を取れるのであれば、きっと改善していくのも早いと思うのです。ストレスが溜まるとイライラしますよね?好きなことができないと欲求不満になりますよね?(それが浪費癖などの依存に繋がる)
もし薬に頼らないのであればゆとりある時間が必要なんだと思います。(なかなか難しいのがこれなのですが)
浪費癖などの症状については、一息ついて考えることを忘れずにいれば少しずつよくなっていくと私は信じています。
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