【双極性障害の体験談】不登校を経て職場に行けず、親との考え方の違いもあり

【双極性障害の体験談】不登校を経て職場に行けず、親との考え方の違いもあり

【双極性障害の体験談】不登校を経て職場に行けず、親との考え方の違いもあり

プロフィール: Hさん、女性、アルバイト

 

私は3年前、双極性障害…つまり躁うつ病と診断されました。

 

家庭状況は、今でこそ家族で暮らしていますが、幼い頃は親戚が代わる代わる一緒に暮らしたり、色々学ぶ時期には片親だったり、精神的虐待に軽い身体的虐待もあったり…少し問題のある家庭です。

 

双極性障害と言っても躁状態になる事はまれで、集中したり好きな事をしていると2日くらいは食わず休まずの状況になったり、1日中歩き回ったりするくらいですかね。鬱状態は分かりきった事ですが、動けなくなります。

 

症状は不登校になった中学2年生の頃からありました。その頃は一人で精神科に行くなど考えられず、自傷行為などして自分を保っている状態。受診を始めて一年、つまり2年前からは日常生活が出来るほどには回復しました。しかし、母親との考え方の違いなどで最近は悪化しつつあります。

 

母親の言う通りに3ヶ月頑張ったら、仕事に行けなくなってしまったんです。

 

母親は、気を使って「いい子にしなくていいよ」と言ってくれました。私は、初めは出来ませんでしたが最近、徐々に言い訳や口答えをするようになりました。素の自分を出すようになっていたのです。

 

それでもやはり、母親は勝手な存在で「口答え文句ばっかり、あんた最近おかしいよ!?」と、私を怒鳴りつけました。私は母親の言う通りに素直な自分を出しただけなのに。

 

母親に私の状況を伝えたいというのは失敗しました。また、母親が言った事に従い、文句を言われても黙って聞く日常に戻りました。

 

今は、数日前から始めたアルバイトがとても楽しいので頑張れていますが、もしこの仕事がクビになったら、鬱になって仕事が出来なくなったら、職場でパニックを起こしてしまったら。それが怖くてたまりません。

 

職場の人に今の状況を告げるのも、理解してくれないんじゃないか、クビにされるんじゃないか、そればかり考えて言えません。

 

何より、この状況を伝えるには、過去のトラウマを伝えないといけない、母親を悪者として紹介しなければいけない、それが嫌で迷っています。

 

原因は母にあるので素直に言えばいいのに、まだ心の中では母親を信じている自分がいます。

 

この矛盾を、理解してくれるでしょうか。

 

私は、成人して何年も経っていますが、未だに母親の影に苦しめられています。

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