双極性障害と入院
さまざまな精神疾患で、症状が著しく重たいという場合には入院による治療が行われることがあります。
それでは、双極性障害でもそういったことが起こり得るのでしょうか。
ここでは、双極性障害と入院についてご説明していきます。
双極性障害で入院することはあるのか
双極性障害では、基本的には通院による服薬治療、行動療法などが行われていきます。
ですが、双極性障害の治療中に、医師の判断で入院となることは珍しいことではありません。また、本人や周囲の強い意志でそうなることもあります。
特に自傷行為や自殺未遂が多いような場合には、入院となるケースが多々あります。
こういった場合、入院したときには自傷行為・自殺未遂などができないように、何も危険なものがないような部屋に一時的に隔離されることもあります。
症状によって、閉鎖病棟に入れられるのか、団体部屋で過ごすのかというのが変わります。
入院をすれば良くなる?
双極性障害で入院となった場合、入院すれば症状が改善するのでしょうか。
これは、ほとんどの方は症状が改善しますし、入院生活は隔離をしなければならないような状態が終われば、案外快適なものだったりします。
規則正しい生活を送ることになるため、回復もしやすいのです。
ただし、閉鎖病棟に隔離されているような場合には、自由は制限されていますし、持ち込み品にも限界があります。
テレビを観ることは可能ですし、本なども読めますし、やらなければならないことは少ないため、ゆっくり過ごすことができるでしょう。
入院の期間は、症状の改善度により異なりますが、退院するころには確実に症状がよくなっているはずです。
ただし退院後にまた悪化して入院・・・ということになってしまうこともありえます。症状が改善されたからといって、治療に手を抜くようなことはやめておきましょう。
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