双極性障害と治験
治験というものをご存知でしょうか。
治験とは簡単に言うと、新しい薬が効果があるかどうか、安全かどうかを確かめるためのテストです。
双極性障害に使用する薬についても、新しい薬が出た時には、先に治験をして、効果を確かめます。
ここでは双極性障害と治験についてご説明します。
治験とはなにか
前述のとおり、治験とは新しい薬が開発されたときに、その有効性や安全性を試験するものです。
すべての薬は、この治験を行わなければ、厚生労働省から薬として承認を受けることができません。
治験は基本的にボランティアやバイトを募って行われます。
参加基準を満たす人なら誰でも治験に参加できます。募集には、健康な人対象のものと、特定の疾患にかかっている人対象のものとがあります。
「ボランティア」とはいいますが、多くの場合謝礼金が支払われます。
双極性障害に使う薬の治験
治験はかならず全ての薬に行われるものですから、双極性障害の治療に使っている薬についても、過去に治験を行い、厚生労働省から承認を受けたものです。
そして、双極性障害の新しい薬についても、治験の募集があります。
双極性障害の治験では、すでに双極性障害で通院中だという人が対象の募集が多いのですが、全体の件数はそれほど多くありません。
参加基準に自分の症状が当てはまるのであれば、新しい薬を使うことで、症状が治まるかもしれません。なぜなら、新しい薬の方が過去の薬よりも発展を目指して作られているからです。
治験に参加すると、謝礼金がもらえることもありますし、興味がある人は探してみるといいでしょう。
ただし、双極性障害の治験についても、健康上には問題のない人が募集対象になっていることがほとんどです。募集対象の確認はしっかりしておきましょう。
スポンサーリンク