双極性障害の治療経過
双極性障害は治療に長い期間がかかるものです。また、社会復帰したあとも、通院が必要になるものでもあります。
治療を行うと、どういう経過をたどって社会復帰となるのでしょうか。
ここでは双極性障害の治療経過についてご紹介していきます。
双極性障害の治療の流れ
病院に行って検査を受けて、双極性障害だということになれば、その症状にあった治療を行うことになります。
治療は主に薬物療法を中心として行なっていきますが、カウンセリングなども併せて行うと、症状の改善に効果的です。
主治医の先生も、カウンセラーも患者の治療経過を観察しながら、回復度やそのときの症状の現れ方によって、治療方針を変えたりしていきます。
ですから、治療経過をしっかりと見るということは、寛解を目指すためにも重要なのです。
寛解後の経過観察と再発防止
症状が軽度になり、社会復帰が可能だと認められる程度になれば、寛解ということになります。
ただ、一度寛解しても、双極性障害は再発しやすいので、それで病院に行かなくてよくなるということではありません。
再発防止のために、寛解後の経過観察、そして維持療法も重要になってきます。
経過観察をすることにより、その後の生活で症状が出ていなことを見極めることが大切です。
維持療法でも薬物療法が基本として用いられます。これには、気分安定薬や抗精神病薬などが使われます。睡眠障害がある人には、睡眠導入剤が処方されることもありますが、あまり長期的に服用することはすすめられていません。
また、カウンセリングの継続も効果的です。
こういった維持療法という治療を続けながら、経過を観察していくことで、双極性障害の再発を防ぐことができます。ですから、経過の観察は非常に重要なのです。
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