双極性障害とカウンセリングの効果
双極性障害の治療では、さまざまな方法で治療を行なっていきますが、その中の方法の1つにカウンセリングがあります。
カウンセリングは双極性障害だけではなく、他の精神疾患でも用いられるものですが、効果はあるのでしょうか。
ここでは、双極性障害とカウンセリングについて考えてみましょう。
双極性障害でのカウンセリング
双極性障害の治療では、薬物療法が主として用いられます。ですが、これだけではなかなか症状がよくならないと感じる人も多いようです。
ですから、薬物治療だけではなく、心理カウンセリングやメンタルトレーニングが必要となるのです。
カウンセリングは、患者さんの認知の歪み(=心のクセ)を改善して、前向きに生きられることを目的として行われます。
双極性障害の治療で必ずカンセリングを受けるというわけではないのですが、薬物療法だけではずっと改善せずに、社会復帰できなかったような人が、カウンセリングを併用することで、社会復帰が可能なレベルにまで症状が改善したという例もあるようです。
ですから、相性が良いカウンセラーに出会うことができれば、確実にカウンセリングは効果を発揮するでしょう。
カウンセリングはこんな人におすすめ
長いこと薬物療法だけで、双極性障害の治療を進めている人で、全く改善したように感じないのであれば、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
そうではなくても、双極性障害になってしまった人は、カウンセリングという場で心のクセを治すことができたり、ただ話をすることができるということは、早期回復に功を奏するでしょう。
カウンセリングでは、詳しい病状などを説明する必要がありますが、それもカウンセリングを効果的に行うためですから、しっかりと話すといいでしょう。
ただし、カウンセリングを始めても、薬物療法も継続して行うことが必要です。
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