双極性障害と抗うつ剤
双極性障害が、うつ病と間違われることは多々有ります。
それは、うつ状態のときには、うつの症状しか出ないためですが、うつ病と診断されるとうつ病の治療を行うことになり、抗うつ剤が処方されることもあります。
もしも、双極性障害だった場合に、抗うつ剤は飲んでも大丈夫なのでしょうか。
ここでは双極性障害と抗うつ剤についてご説明していきます。
双極性障害で抗うつ剤を飲んでも大丈夫?
前述のとおり、双極性障害であるにもかかわらず、病院に行った時にうつの症状しかわからなかった場合、うつ病と診断されうつ病の治療が行われることになります。
その時に抗うつ剤が処方されることがありますが、これは双極性障害に何か影響があるのでしょうか。
実は、双極性障害のうつ状態のときに抗うつ剤を使った場合、逆に症状が難しくなることもあり、基本的に双極性障害には抗うつ剤を使うことはありません。
双極性障害には、気分安定剤という躁状態にもうつ状態にも効く薬を使用します。
うつ病として抗うつ剤を使った場合
双極性障害にもかかわらず、うつ病と診断されて抗うつ剤を使用した場合は、一体どうなるのでしょう。
全く悪影響がないこともありますが、双極性障害のうつ状態のときに抗うつ剤を使ってしまうと、躁転を起こすことがあります。躁転とは、躁状態に切り替わってしまうことを指します。
それによって、うつ病ではなく双極性障害だとわかることもあるので、継続して使うわけでなければ、その後双極性障害として治療を受ければ問題ありません。
もちろん、状況によってはうつ状態の気分が安定することもあります。
基本的に抗うつ剤は使うものではありませんが、少し使ったからといって重篤な状況になることは稀です。そこで双極性障害が判明するのであれば、特に問題はないでしょう。
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