双極性障害と血液検査

双極性障害と血液検査

双極性障害と血液検査

双極性障害に限らず、精神疾患は特定の診断基準を使った診断しかできず、正確な検査ができないと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

 

しかし、実際は血液検査などで精神疾患かどうかを検査する方法があります。

 

ここでは、双極性障害と血液検査についてご紹介していきます。

 

双極性障害で血液検査は有効?

双極性障害と似た症状のあるうつ病は、血液検査で判断できるようです。これは、血しょう中のエタノールアミンリン酸という物質の濃度で検査が可能で、この濃度が一定以上の場合、かなり高い確率でうつ病だと言えます。

 

うつ病とうつ病に似た他の病気を区別するときには、この血液検査が有効なようです。

 

双極性障害のうつ状態のときには、うつ病と同じような症状を発症します。そのため、うつ状態のときにはこの血液検査が有効かもしれませんが、うつ病だとわかったとしても、双極性障害だとは診断ができません。

 

むしろ、うつ病だと誤診されてしまう場合もあり、注意が必要でしょう。

 

双極性障害と血流検査

血液検査とは別に、血流検査というものがあります。

 

これは、前頭葉の血流量の変化パターンを見るための検査です。この血流検査では、双極性障害の人は、双極性障害特有の血流変化パターンを見せるようです。

 

なぜ、血液や血流で精神疾患が診断できるかというと、血液や血流には、脳内の神経伝達物質が大きく関わっているからです。

 

ただし、こういった検査だけで確実に精神疾患を見極められるというわけではなく、やはり問診による診断も必要になってくるのです。

 

その2つの方法を用いることにより、より正確に精神疾患を発見することができるでしょう。

 

ただし、こういった検査は、受けられる病院がかなり限られていています。かなり大きい病院でないと、検査が行えませんから、事前に問い合わせたり、紹介を受けたりすることで、検査を受けることができます。

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