双極性障害の人の生き方とは

双極性障害になると、生活上さまざまな困難にぶつかることが少なくありません。

それが影響して、ますます病気が悪化してしまうということもあるでしょう。

自分が双極性障害だとわかったら、病気とうまくつきあっていくということも重要です。

ここでは、双極性障害の人の生き方について考えてみましょう。

双極性障害は治療が必ず必要な病気です。症状がひどいときには、躁状態にしてもうつ状態にしても、トラブルの素となったり、自傷行為に走ったりと、その後の生活に大きな悪影響があるような行動を取ってしまうことがあるからです。

ですが、双極性障害になったからと悲観する必要はありません。なぜなら、きちんと治療を続けて、病気について理解をすれば、うまくコントロールしながら普通の生活ができるようになるからです。

双極性障害では寛解後も薬による再発予防をしますが、すべての人が一生薬を飲み続けるわけではありません。現に薬をやめているという人も多くいます。

双極性障害は薬が必要だとは言われていますが、薬を止めることで、自分が楽しく生きていけるのであれば、薬を飲まなくてもいいのです。

自己判断で薬を止めるのは危険ですが、そういう可能性があるということを知っておきましょう。

双極性障害は症状が落ち着けば、難しい部分はあっても、社会生活を送ることが可能です。そのためには、周囲に双極性障害がどういうこと障害なのかということを知ってもらったり、協力を得られるような人間関係を構築できるとますます生きるのが楽になります。

また、躁状態のときにもうつ状態のときにも、それが一時的なものだとわかっていれば、やり過ごすのが楽になるでしょう。