双極性障害の人のお金の使い方
双極性障害の躁状態では、さまざまなことを度を超えてやりすぎてしまいます。
その中には散財をしてしまうといったような行動もあります。
ここでは、双極性障害の人のお金の使い方について考えていきましょう。
躁状態では金遣いが荒くなる?
双極性障害の躁状態の症状としてとてもよく知られていることのひとつに、散財があります。
これは、普通の人がちょっとお金を使いすぎてしまったというレベルのものとはわけが違います。
貯金の残高がないのにもかかわらず、カードで好きなだけものを買ったり、必要もないのにどんどん物を買ってしまうというような、病的なお金の使い方です。
また、手持ちのお金が足りないと、キャッシングなどに手を出してしまうこともよくあることで、周囲が早期に気づかなければ、取り返しのつかないことになっている場合もあります。
そのため、金遣いが極端に荒くなったり、買い物を頻繁にするといったような行動をしている人がいたら、周囲の人は何らかの精神疾患である可能性を考えなければなりません。
対策方法
躁状態で散財をしてしまうという症状は、躁状態を抑えるような薬を飲めば、ある程度治ります。ただし、かなり症状が落ち着くまでは、患者さん本人にお金の管理をさせないようにし、借金もしないように目を光らせておく必要があります。
気をつけなければならないのは、躁状態からうつ状態に切り替わったからといって、散財が止まるとは限らないということです。
もちろん、躁状態のときのようなひどい散財はしないかもしれません。ですが、うつ状態のときでも、気を紛らわすためにお金を使うということも起こりうるのです。
ですから、双極性障害の人のお金の使い方については、常に周囲の人が気をつけていなければならないでしょう。
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