双極性障害で苦しい時の過ごし方
双極性障害で苦しい時
双極性障害にはふたつの極、躁状態とうつ状態があります。躁状態の時は、当人は実に元気そのものです。活動的で気分も高揚していて、周囲も顧みず動き回ります。それと対照的に苦しいのはうつ状態です。
うつ状態の苦しみ
うつ状態では気分が落ち込み、絶望的な重苦しい気分という苦しみがあります。それに加え、自己評価の低下から回りから攻撃されているような気分になり、常に緊張に充ちた状態になります。また双極性障害独特の表現しがたい苦痛もあります。
回りは騒々しい躁状態の時は気にかけ、ろくに身動きも取れないうつ状態ではおとなしいだけにあまり気にかけません。うつ状態の時こそ病気であることをわかって欲しい当人にとっては、周囲の無理解という苦しさもあります。そうやってどんどん無気力なスパイラルに落ち込んでいってしまいます。
苦しい時の過ごし方
うつ状態で苦しい時、どんな過ごし方をすればいいでしょう?まず自分が双極性障害の患者だということを受け入れることです。うつ状態であるから今苦しいのだ、と受け入れるのです。そうして病との付き合い方を探っていくのです。自分を客観視し、どうすべきか考えるのです。
そのため、自分の行動や気分を記録したノートを書いてみましょう。日々の出来事や睡眠のリズムなどを書き込みましょう。
次に薬をちゃんと飲み続けること。双極性障害の薬は副作用もあり、気分があまりにすぐれないと飲むのを止めてしまうひとがいます。
それでは薬の効果がまったく無駄になってしまいます。苦しくても薬の継続だけは行ってください。
気分を上げるために、好きな音楽を聞いたりと楽しいと思えることをやりましょう。また可能な限り規則正しい生活を送りましょう。
気になることがあったらすぐに主治医に相談してください。
双極性障害はなかなか回りからの理解を得られにくい病ですが、病気や苦しさを受け入れ、生きていきましょう。
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