双極性障害の人の人生
双極性障害になると、仕事を辞めることになったり、なかなか家を出られなくなったり、さまざまなトラブルを外で起こしたりと、とても耐えられないようなことが起こることもあります。
そして、人生に対して絶望してしまうという人も少なくないでしょう。
ここでは、双極性障害の人の人生について考えてみましょう。
人生を諦めてしまう双極性障害の人
双極性障害の人たちの中には、病気の辛さから、人生に絶望感を抱いたり、もう一生病気が治らないような気がして、人生を諦めてしまうような人もいます。
特に、躁状態がひどくて、躁状態のときに大きなトラブルを起こしてしまったという人や、うつ状態がひどくて外出が困難だという人は、そういう状態に陥りやすいかもしれません。
また、うつ状態のときには、何もなくとも人生に絶望しか抱けないということも珍しくありません。
もちろんこれは良いことではありません。
なぜなら、双極性障害だからといって、これから先の将来が真っ暗なわけではもちろんないからです。
双極性障害の人の人生
双極性障害になると退職を余儀なくされたり、生活がいろいろと変わってしまいます。
しかし、この変化をポジティブなものだと受け止めることもできます。
何事もなければ、普通に学校を卒業したり、ずっと同じように会社に通って仕事をして・・・といった単調な生活を送るという人も少なくありません。
しかし、病気になったことで、自分の人生を見つめ直すきっかけになったという人も大勢います。
その結果、治療を進めて、社会生活を再び送る上で、以前よりもいきいきと、意味のある毎日を送れるようになったという人だっています。
そう考えると、病気になったからといって人生を諦める必要はありませんし、いつかはよくなると信じて、治療を続けていくほうが、患者さんにとっても周囲にとっても良いことなのではないでしょうか。
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